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続 にはたづみ |
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雑
形見分け珊瑚の指輪あかあかと 離宮の姫の言葉少なき 不器用な子は骨抜きの鮒好む ぼんやり同心楊枝くはえて 旦那腕まくり鄙のお座敷 地球儀を銜へてにつこり笑ふ犬 花柄の毛布で仕切る四畳半 玄関脇にランドセル置き あとかたづけは亭主の仕事 明日香路の大和美人の下ぶくれ 手にぶらぶらとフェラガモの靴 水界に棲み飽き太夫芸を捨て 青年団は揃ひの化粧 婆さんの今日の土産は大つづら 元気の素の若作りして おたふく風邪の児の頬かむり ふふみて笑まう生きとしものは ゆるやかに分離してゆく妻と子と 光の粒の一膳の飯 夕まぐれ七つ屋通ひの頬かぶり セールスマンはあ・い・う・え・お・あ・お 内供の鼻の茹で上がるころ 箱の酒でも買って行かうか 古板塀やんちゃが覗く路地の家 恋 花束をうしろに隠し待つ少女 見送る女優Mのまなざし 約束のブルーノートの御立ち台 坊主は隠す交換日記 石段にすれ違いざま散る火花 急カーブよろめき人の薄き肩 躓くふりして君の手を借る 零続くスコアボードのやうな恋 残業の部屋耳そばだてて 手探りで鼻緒をすげる赤い糸 三日夜の餅の未だ食べぬ間に とじ蓋と言はれし人の逃避行 想ひ文納戸の灯つぎたして 元の鞘よりまだ見ぬあんた 絵双紙は柳行李に匿されて 眠りの姫は千年を待つ 髪型を変へて気を引く二度三度 米びつは空になれども君の居て 韓流の紅くちびるに夕の闇 啖呵より目で訴へる左褄 助六もプリンも回る昼下がり 化粧も念入り父には内緒 |
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